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2008年05月13日
地域連携事業「繁多川字指定地域文化財」
繁多川字指定の地域文化財が、設置されています。
指定されたものは、昔からの泉(カー)や石垣、道路などいろいろですが
面白いのは、繁多川自治会の有志で立ち上げた「ゆんたく調査隊」が結成され
体験に基づいた聞き取りが表記のもとになったことです。
例えば、坊主川(ボージガー)という井泉について
「火事があると、井泉からバケツリレーで消火作業にあたった。
緊急時のために、水汲みのためにクェ―ウキー(肥桶)も使用し
たので、消火後にはカーヒラシーを行って、井泉の清潔を保った。
昭和10年頃にメーミチーとクシミチーに囲まれた地域で、十数家
屋の火災が発生した。繁多川の地域住民はもとより近隣地域の
人々も火災の消火活動にあたった。」
※以上の文は、看板には表記されておりません。資料として繁多川自治会保存。
記憶に残る、生の声が戦前戦後の地域のことを教えてくれ、
自分たちの経験を拡大し継承してくれるだろうと形にしてくれました。
まだどこにあるのかご存知の方は、少ないと思います。
地域文化財のマップがあればいいですよね。
そうです。
繁多川の旧跡・歴史的地名の入ったマップがまもなく完成することになります。
今日は、その最終原稿の調整に立ち会いました。
マップ設置予定の場所は、繁多川自治会事務所向いの
JA繁多川支店前です。
那覇市繁多川公民館でも、2階ロビーで関連資料の展示をしています。
ぜひ、お立ち寄り下さい。
Posted by 1万人井戸端会議 at 19:01│Comments(0)